米通信大手ベライゾン[VZ:US]は、一連の再生可能エネルギー長期購入契約(REPA)を発表し、全米の新たな施設から410メガワット(MW)の再生可能エネルギーを追加すると、16日付のESGトゥデイが報じた。この新しい契約により、ベライゾンの再生可能エネルギー容量は3ギガワット(GW)以上となり、これは70万7000世帯以上の1年間の電力に相当し、2025年までに年間総電力消費量の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または発電するという目標を達成することになる。今回の発表は、ベライゾンが昨年発行した4本目の10億米ドルのグリーンボンドに続くものである。ベライゾンは、再生可能エネルギーの利用を拡大するため、過去数年間に数十億ドルのグリーンボンドを発行している。
このマイルストーンは、ベライゾンが2035年までに事業活動の排出量をネットゼロにするという目標に向けた重要な一歩である。新たなREPAには、持続可能なエネルギーソリューションを製造する民間企業Invenergy社との、テキサス州電力信頼性評議会地域市場およびサウスウエスト・パワープール(SPP)地域市場における最大240MWの再生可能エネルギー容量を組み合わせた2つの契約、エネル・ノースアメリカ社とのSPP市場における最大100MWの風力発電設備容量に関する12年間の契約、およびペンシルバニア・ジャージー・メリーランド相互接続地域市場に位置する施設からの最大70MWの予想容量に関する追加の契約が含まれる。
情報源
https://www.verizon.com/about/responsibility/climate-protection