PV Techが7月4日に報じたところによると、世界銀行はインドの住宅部門が屋上太陽光発電システムを導入し、太陽光エネルギーをより安価に利用できるようにすることを支援するため、1億6,500万米ドルの追加融資を承認した。 この資金調達により、インドの住宅部門の屋上太陽光発電容量を4億5,000万メガワット（MW）まで引き上げることで、1,390万トンの温室効果ガス排出量を削減できると期待されている。世界銀行はこれまで、主に商業用・産業用屋根上太陽光発電システムを対象としたインドの「グリッド接続型屋根上太陽光発電プログラム」に対し、6億4,800万米ドルの融資を提供してきた。世界銀行によると、この新制度は太陽光発電事業者と住宅消費者に優遇融資を提供し、民間資本による屋根上太陽光発電産業への参入を促進する。1億6,500万米ドルの融資は、世界銀行が最近インドに供与した19億1,500万米ドルの融資に含まれており、同国の医療、民間投資、住宅部門に投資される。

屋根上太陽光発電プロジェクトへの融資は、インドが2030年までにエネルギー需要の50%を再生可能エネルギーでまかなうという目標を実現するのに役立つだろう。同国の再生可能ロードマップによると、再生可能エネルギーの設備容量を2021年の101ギガワット（GW）から2030年には450GWに引き上げ、その内訳は太陽光発電が280GW、風力発電が140GWとなる。280GWの太陽光発電容量のうち、40GWは屋根上太陽光発電システムによるもので、2021年にはわずか4GWに過ぎなかった。太陽光発電産業の発展のため、インド財務省は2月、太陽光発電設備製造への投資を促進するため、1,950億インドルピー（26.2億米ドル）の追加予算を計上した。

情報源

https://www.pv-tech.org/world-bank-approves-us165-million-loan-for-450mw-of-indian-residential-rooftop-solar/

https://www.livemint.com/news/india/india-gets-nearly-1-92-bln-loan-from-world-bank-for-health-private-financing-realty-11656678352097.html

https://economictimes.indiatimes.com/industry/renewables/2030-renewable-energy-target-panel-to-be-set-up-soon-for-mission-500gw/articleshow/88267104.cms?from=mdr

https://energy.economictimes.indiatimes.com/news/renewable/govt-aims-to-produce-40-gw-power-through-rooftop-solar-in-next-1-5-years-pm-modi/81094331

https://www.reuters.com/markets/commodities/india-grant-additional-26-bln-solar-manufacturing-2022-02-01/