bjx.comが翌日に報じたところによると、北京市は12月8日の記者会見で、2021年から2025年までの第14次5カ年計画（FYP）期間における北京市の生態環境保護計画を発表した。炭素削減に焦点を当てた計画では、今後5年間、首都は石炭火力発電の使用をさらに削減し、天然ガスの消費を制限し、電気自動車の使用を促進し、新エネルギーに基づく電力システムを構築し、総電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合を増加させると概説した。具体的には、石炭は年間100万トン、天然ガスは年間200億立方メートルを上限とし、緊急時以外は石炭を使用しないとした。

北京市の石炭消費量は2015年の1,165万トンから2020年には173万トンに減少し、同市のエネルギーミックスに占める石炭の割合は1,37%から1.9%に低下した。同期間中、天然ガスの使用量は145億立方メートルから190億立方メートルに増加した。同市は、農村部にある既存の石炭暖房設備を改良することで、石炭使用量をさらに削減することを目指している。さらに、再生可能エネルギーは、2015年の6.6%、2019年の7.9%から、2025年には14.4%になると見込んでいる。しかし、北京のグリーン転換は地方間送電に依存している。北京は2019年に他省から10,950ギガワット時（GWh）のグリーン電力を輸入し、電力消費量全体の約9.4%を占める。2021年から2025年までの新計画では、北京の受電容量は2019年末の31,000MWから2025年には43,000MWに達する。

情報源

https://news.bjx.com.cn/html/20211209/1192576.shtml

http://www.xinhuanet.com/fortune/2021-01/21/c_1127006673.htm

https://www.ceicdata.com/en/china/electricity-consumption/cn-electricity-consumption-beijing

https://guangfu.bjx.com.cn/news/20201124/1117623.shtml