中国工業情報化部（MIIT）は、ユーザーの権利を侵害する38のアプリのリストを発表したと、捜狐が10月13日に報じた。MIITが最近、第三者の検査機関に委託して、モバイルアプリによるユーザーの権利侵害に関するサンプル検査を実施したところ、リストに載ったアプリは、規則に違反するポップアップ情報を表示したり、ユーザーに過度かつ頻繁に許可を求めたりしていることが判明した。MIITは、問題のあるアプリに対し、10月20日までに改善するよう命じ、改善しない場合は処罰するとした。これに先立ち、MIITは8月29日にも、新たな一連のセキュリティおよびデータ収集調査の結果、ユーザーの権利を侵害しているとして47のアプリを非難している。

中国の規制当局は、通知やポップアップを悪用していると長らく非難されてきたモバイルアプリに対する監視を強化している。業界団体Universal Push Associationは2020年、中国のAndroidスマートフォンユーザーは1日平均100件の通知を受け取っていると報告した。これを受けて、2022年3月2日、中国サイバースペース管理局（CAC）はモバイルアプリによる通知とポップアップに関する規則案を作成し、9月30日に正式に施行した。新規則では、サービスプロバイダーは通知やポップアップを悪用しないことが義務付けられ、ポップアップウィンドウを介した広告には目立つ閉じるボタンを含め、コンテンツが有料であることをユーザーに明示的に通知する必要がある。

情報源

https://www.sohu.com/a/592434617_114760

https://www.globaltimes.cn/page/202210/1277147.shtml

https://www.scmp.com/tech/article/3190514/china-finds-agoda-subway-dominos-pizza-apps-violating-users-rights-latest?module=more_top_stories_asia&pgtype=homepage

https://technode.com/2022/03/03/china-drafts-new-rules-to-control-notifications-and-pop-ups/http://www.gov.cn/xinwen/2022-09/09/content_5709181.htm