インド政府は2月11日、クリーン燃料車とその部品の普及促進を目的としたインドの35億ドル規模の生産連動インセンティブ（PLI）制度の優遇措置を受ける資格を115社の申請者の中から20社が取得したと発表した。ロイターが同日報じた。20社にはフォード・モーター[F:US]、スズキ[7269:JP]、ヒュンダイ・モーター[005380:KS]、インド国内の自動車メーカー、タタ・モーターズ[TTMT:IN]などが含まれる。重工業省によると、PLI制度は承認された20社の申請者から総額59億7000万ドルの投資提案を受けている。優遇措置を受ける資格のある企業の最終リストは後日発表される。

インドの連邦内閣は昨年、国内販売と輸出を押し上げるために自動車業界全体を対象とした80億米ドルのPLI計画を承認し、その後、計画を改訂して電気自動車と水素燃料自動車にインセンティブを集中させ、ボーナス額を35億米ドルに改訂した。この制度の資格を持つ自動車メーカーと部品メーカーは、売上高の8%から18%までのインセンティブを享受できる。改訂された計画は、燃料電池と電気自動車の技術開発を奨励する他の2つのインセンティブ計画、すなわち23億9000万米ドル相当の先進化学セル（ACC）と13億2000万米ドル相当の電気自動車製造の迅速化（FAME）と連携することになる。インドは、これらの制度を活用して自動車製造バリューチェーンへの投資を誘致し、クリーン燃料車を促進して石油輸入代金を削減し、2030年までに国の経済の炭素強度を45%削減するという公約を果たしたいと考えている。

情報源

https://www.reuters.com/business/sustainable-business/ford-suzuki-get-incentives-under-indias-35-bln-scheme-clean-fuel-vehicles-2022-02-11/

https://www.thehindu.com/business/20-auto-firms-get-approval-under-pli-scheme/article38414188.ece

https://www.reuters.com/world/india/india-revamps-incentives-autos-boost-evs-hydrogen-fuel-cells-sources-2021-09-03/

https://www.livemint.com/industry/energy/indias-cop26-commitments-to-help-with-new-green-technologies-icra-11641385538944.html