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Seneca ESG
- 2022年4月20日
4月16日のヒンドゥー紙の報道によると、インドの新再生可能エネルギー省傘下の公共部門であるインド太陽エネルギー公社（SECI）は、1000メガワット時（MWh）または2時間あたり500MWの貯蔵容量を持つ独立型バッテリーエネルギー貯蔵システム（BESS）設置の入札を行った。BESSスキームは、日中に太陽エネルギーを集め、夜間に送電網に電力を供給することができる。これはインドで初めてのBESSの入札であり、4,000MWhの電力貯蔵容量を構築するという同国の短期目標の一部でもある。2029年から2030年の間に、インド中央電力庁（CEA）は、4時間あたり108,000MWhまたは27,000MWのバッテリー貯蔵容量を目指している。
インドでは、現在、夜間の電力需要は主に石炭火力発電所で賄われているが、BESSを導入すれば、夜間の電力需要を満たすために再生可能エネルギーを利用できるようになる。昨年のCOP26世界気候サミットで、インドのナレンドラ・モディ首相は、2030年までに500ギガワット（GW）の再生可能エネルギー容量を確保すると約束したが、2021年末の時点での同国の再生可能エネルギー容量は151.4GWだった。オブザーバー・リサーチ財団の報告書によると、この約束を果たすには、インドのBESSは252,000MWh（63,000MW）の容量に達する必要がある。しかし、同システムは主にリチウムイオン電池をベースとしているため、世界的なリチウム価格の高騰により、BESSの導入拡大に向けたインドの計画に不確実性が生じている。
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