ロイター通信が10月22日に報じたように、インド証券取引委員会(SEBI)は、ボンベイ染色製造会社(BDMCL)[BD:IN]とその姉妹会社、および複数の幹部が財務諸表を虚偽表示していたことが判明したため、証券市場から2年間ブロックした。SEBIはまた、「会社の財務諸表を虚偽表示する不正なスキームに関与した」として、上記の企業と個人に合計1億5,750万インドルピー（191万米ドル）の罰金を科した。この罰金に対し、禁止された企業の親会社であるワディア・グループは、すべての取引は法律を遵守して行われたと主張し、SEBIの罰金に対して上訴する予定である。 

インドで最も古いコングロマリットのひとつであるワディア・グループは、消費財、不動産、民間航空、繊維、化学、食品加工など様々な産業に従事している。インド証券取引所には、BDMCLを含む4つの子会社が上場している。SEBIの告発によると、BDMCLはワディア・グループのScal Servicesとともに、2011-12年度から2017-18年度にかけて、BDMCLがScal Servicesにフラットを販売したとされることから生じた売上高249億3,000万インドルピー（3,037万米ドル）と利益130億2,000万インドルピー（1億5,870万米ドル）を水増ししていた。財務諸表の虚偽表示に加え、SEBIはBDMCLが四半期ごとのコーポレートガバナンス・コンプライアンス報告書において、関連当事者であるScal Servicesとのすべての重要な取引を開示していなかったことも明らかにした。

情報源

https://www.reuters.com/world/india/indias-regulator-bars-bombay-dyeing-others-securities-market-2022-10-22/

https://economictimes.indiatimes.com/markets/stocks/news/sebi-bars-bombay-dyeing-ness-wadia-others-from-securities-market-for-up-to-2-yrs-imposes-fines-of-rs-15-75-cr/articleshow/95027699.cms

https://www.thehindu.com/business/sebi-bars-bombay-dyeing-ness-wadia-others-from-securities-market-for-up-to-two-years-imposes-fines-of-1575-crore/article66043867.ece