マイクロソフト[MSFT:US]と日本の情報技術企業である富士通[6702:JP]は、製造業、小売業、ヘルスケア、公共部門における持続可能な変革に焦点を当てたクラウド・ソリューションを共同で開発・展開するための5年間の戦略的パートナーシップを発表した。両社は既存の協力関係をベースに、持続可能な未来のための変革ポートフォリオを提供する富士通のUvance事業を推進するための共同投資を行う。両社は、富士通のUvance事業とマイクロソフトのクラウドを活用することで、企業が持続可能性を高め、社会的課題によりよく取り組みながら、ビジネスの成長を促進できるよう支援していく。

マイクロソフトと富士通は、サステイナブル・マニュファクチャリング、コンシューマー・エクスペリエンス、ヘルス・リビング、トラステッド・ソサエティの分野での協業を目指す。サステイナブル・マニュファクチャリングでは、デジタル化された製造現場がMicrosoft Cloud for Sustainabilityを活用し、企業が急速な環境変化に伴うリスクを効果的に可視化するソリューションを開発できるようにする。さらに、Trusted Societyは、持続可能性とグローバルなサプライチェーンの危機に対する回復力を確保するソリューションを提供する。これには、製品トレーサビリティの強化、詳細な需要予測の提供、CO2排出量のモニタリングなどの持続可能性目標のサポートが含まれる。富士通の時田貴仁最高経営責任者（CEO）は、マイクロソフトの信頼できるクラウドプラットフォームと高度なAI機能によって、革新的な製品の開発と展開を加速できると述べた。最近、KPMG [KPMG:RU]も、Microsoft Cloud for SustainabilityとMicrosoft Azure上に構築されたESGおよび気候データ管理・分析ソリューションを発表した。このソリューションは、クライアントが複数のソースからデータを抽出し、一元化されたハブに統合することで、ESG要因に関する包括的な洞察を提供するのに役立つ。

情報源

https://www.esgtoday.com/fujitsu-microsoft-partner-on-sustainable-transformation-solutions/

https://www.fujitsu.com/global/about/resources/news/press-releases/2023/0529-01.html

https://www.fujitsu.com/global/about/resources/news/press-releases/2021/1007-01.html

https://kpmg.com/xx/en/home/media/press-releases/2023/05/kpmg-collaborates-with-microsoft-to-launch-new-esg-digital-solutions.html