ブルームバーグが11月4日に報じたところによると、ニューヨーク州の有権者は、気候変動緩和のために42億米ドルの州債を販売することを可能にする「クリーンウォーター、クリーンエア、グリーン・ジョブズ環境債法」、別名「第1号議案」に投票した。投票は東部標準時の11月8日午後9時に締め切られた。11月9日午前1時の時点で集計された投票結果によると、有権者は67.7%対32.3%で第1案に賛成した。第1号議案は、ニューヨーク州の自然資源を保護、強化、回復し、気候変動による影響を軽減する取り組みに資金を提供するため、ニューヨーク州会計監査官に債券の販売を許可するもの。この提案では、最大15億米ドルが気候変動プロジェクトに、少なくとも11億米ドルが修復と洪水リスク軽減に、最大6億5,000万米ドルがオープンスペースの土地保全とレクリエーションに、6億5,000万米ドル以上が水質改善と回復力のあるインフラに割り当てられる。

ニューヨーク州では、1916年以来、第1号議案を除く10件の環境債条例が議決されている。1990年の1件を除き、すべて10%以上の差で有権者に承認されている。第1号議案が可決されれば、42億米ドルの環境債は、2014年にカリフォルニア州が水質、供給、インフラを改善するために水関連プロジェクトのために75億米ドルの州債発行を承認して以来、環境、社会、ガバナンス（ESG）を目的とした最大級の借入金となる。専門家によると、ニューヨーク州は環境インフラを改善するために数百億ドルを必要とすると推定されており、第1号議案は大きな前進である。

情報源:

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-11-04/new-york-weighs-4-2-billion-bond-in-biggest-esg-bet-on-ballot?srnd=green-esg-investing&leadSource=uverify%20wall

https://www.businessinsider.com/new-york-proposal-1-environmental-bond-measure-2022

https://www.theguardian.com/us-news/2022/nov/03/new-york-environmental-bonds-midterm-elections

https://eaglenewsonline.com/new/government/2022/11/07/new-york-ballot-features-environmental-bond-proposal/

https://deeply.thenewhumanitarian.org/water/community/2017/12/29/three-years-on-how-california-is-spending-its-7-5-billion-water-bond