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Seneca ESG
- 2022年8月25日
ロイター通信が8月19日に報じたところによると、オーストラリア政府は、電気自動車（EV）の利用を促進するため、自動車の二酸化炭素排出量を対象とした新たな規制を設ける計画を発表した。クリス・ボーエン・エネルギー・気候変動相によると、政府は9月に協議のためのディスカッション・ペーパーを発表し、EVの利用促進、購入しやすい価格の改善、新たな燃費基準の策定に焦点を当てる。ボーウェン大臣はまた、燃費基準がないため、オーストラリアは、先進的なエネルギー効率と排出ガス規制が適用される他の市場では販売できない、より汚く効率の悪い車の捨て場になりかねないとの懸念を表明した。
欧州、米国、日本、インド、中国を含む世界の自動車市場の80%以上が「ユーロ6」自動車排ガス規制を採用しているが、オーストラリアはこの規制に従うことを拒否した。環境規制の遅れにより、オーストラリアではEVや低排出ガス車は、より汚く効率の悪い車と競争することが難しくなっている。統計上、オーストラリアで販売されている自動車のうち、電気自動車は2%に過ぎないが、イギリスでは15%、ヨーロッパでは17%である。7月19日、オーストラリア首都特別地域（ACT）は、ゼロ・エミッション車への移行を促進するため、2035年から化石燃料を燃焼する自動車の新規販売を禁止すると発表した。これにより、オーストラリアで初めてガソリン車の新車販売終了時期を明示したことになる。
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