ブルームバーグが8月23日に報じたところによると、オーストラリアは、生産性と賃金の向上を目標に、競争法、政策、制度を2年間かけて見直すことを発表した。ジム・チャルマーズ財務相は、財務省内に設置されたタスクフォースが見直しを主導し、既存の合併法の改正の可能性や、高賃金職への労働移動の妨げとなっている措置などの主要な問題に焦点を当てると述べた。また、新技術がもたらす競争上の課題、ネット・ゼロ経済への移行、介護分野の成長なども評価の対象となる。

2020年までの10年間で、オーストラリアの労働生産性の平均成長率は1.1%に鈍化した。チャルマーズ氏は、このような生産性の低下と競争の激化は、市場統合の進展、物価の上昇、経済の各部門におけるダイナミズムの低下によるものだとしている。同氏は、デジタル化、サービス部門の成長、ネット・ゼロ経済への移行に伴う課題に対処するため、「目的に合った」競争政策の必要性を強調した。この見直しに先立って発表された生産性委員会の報告書でも、競争の拡大を通じて柔軟でダイナミックな経済を育成することの重要性が強調されている。

Sのようなものだ：

https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-08-22/australia-to-review-anti-trust-laws-to-boost-productivity-wages?srnd=premium-asia

https://www.theguardian.com/australia-news/2023/mar/15/workers-face-longer-hours-for-less-pay-without-productivity-boost-jim-chalmers-says

https://www.theguardian.com/australia-news/2023/aug/20/last-decade-saw-australias-lowest-productivity-growth-in-60-years-intergenerational-report-says