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by
Jordy Leo
- 2023年12月27日
中国の大手電気自動車（EV）・電池メーカーBYD [1211:HK]は、12月22日付のAP通信によると、同社初の欧州乗用車工場の建設地としてハンガリーを選んだ。南部の都市セゲドに建設予定の工場では、欧州市場向けのEVとプラグインハイブリッド車を生産する。BYDは、ハンガリーの成熟したインフラと確立された産業基盤を強調し、BYDが欧州生産事業の拠点としてハンガリーを選んだ主な要因として挙げた。ハンガリーのペテル・シヤルトー外相は、このプロジェクトをハンガリー経済史上最大級の投資と位置づけ、政府はBYD工場に財政的インセンティブを提供すると付け加えた。
この工場は、電気自動車（EV）への世界的な移行におけるハンガリーの地位をさらに強化するものと期待されている。過去5年間で、ハンガリーは推定220億ユーロのEV関連投資を誘致しており、その中には中国のContemporary Amperex Technology Co.Ltd.（CATL）[300750:CH]が東部の都市デブレツェンに建設中である。BYDの今回の投資は、競争の激しい中国のEV市場で販売のボトルネックに陥ったBYDが、新たな成長を求めてさらなる海外展開に意欲を燃やしていることを意味する。また、欧州に生産拠点を設けることで、特に欧州委員会が最近中国の自動車メーカーを対象に反補助金調査を実施している中、同社が潜在的な関税問題を回避できる可能性もある。
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