7月22日付日経アジアが報じたところによると、北京市豊台区と海淀区にあるピザハット2店舗が、食品安全上の懸念から閉店した。潜入取材によると、この2店舗は食用油を継続的に再利用し、食品に偽の賞味期限を表示していたという。この報道がなされた同日、海淀市場の監督当局は、同区内のピザハット45店舗を迅速に調査した。中国におけるピザハットの独占的経営者であるYum China [9987:HK]は、内部調査を待って2店舗を閉鎖したと発表した。ヤムチャイナ[9987:HK]は、KFCやタコベルなど他の大手アメリカンファストフードチェーンレストランも中国で運営している。

ピザハットは中国で30年以上営業しており、1990年に最初の店舗を北京にオープンした。によると。ヤムチャイナの2021年の年次報告書によると、2021年末までに、中国の600以上の都市に2,500以上のピザハットの店舗があった。近年、ピザハットは食品安全違反で複数の行政処分を受けている。同店は3月に中国の規制当局から5万人民元（7406米ドル）の罰金を科され、2021年8月にも同様に、期限切れの食材を使用したとして上海市当局から警告を受けた。

情報源

https://asia.nikkei.com/Business/Companies/China-regulators-probe-Pizza-Hut-stores-over-food-safety-violations

https://www.sohu.com/a/570388880_362042

https://www.sohu.com/a/569692314_260616