2020年12月10日付本紙が報じたように、商務部（MOFCOM）は食品廃棄を阻止するための対策を策定すると発表した。声明の中で、商務部はケータリング業界に対し、大盛りの料理ではなく、より質の高い料理を提供することに注力するよう奨励した。さらに、疫病の予防と制御のために、ケータリング企業は、オンライン注文や非接触型配達などの新しい消費形態を導入するよう奨励されている。今年8月初め、中国の習近平国家主席は食品廃棄を対象としたキャンペーンを開始した。

国家統計局によると、昨年の中国の食品生産量は過去最高の6億6000万トンに達し、2010年から20%増加した。一方、中国科学院地理科学・天然資源研究所と世界自然保護基金が共著した「2018年中国都市ケータリング食品廃棄報告」によると、中国産業における一人当たりの食品廃棄量は1食あたり93グラムで、廃棄率は11.7%だった。最近では、輸入食品や高級レストランに対する商業的な宣伝が急増していることも、食品廃棄の一因となっている。中国社会科学院農村開発研究所の元所長で経済学者の李暁昊氏は、輸送にかかるエネルギー使用量と食品1個あたりの資源コストを削減するために、世界規模で食べるのではなく、地元で食べることも別の解決策になりうると提案している。

参考

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_10344865

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1675256579640370772&wfr=spider&for=pc

http://www.chinadailyhk.com/article/140834

https://www.tellerreport.com/business/2020-08-24-china-announces-detailed-rules-to-stop-food-waste-and-promote-green-life.S18QvCNZXD.html

https://www.theguardian.com/world/2020/aug/13/operation-empty-plate-xi-jinping-makes-food-waste-his-next-target